法の支配2

SHINICHIRO HONDA

本来は20年前に,果樹の育種家たちが,自分たちの育成者権が侵害されていると,最高裁に提訴すべきなのです。最高裁が審議して違憲判決を出し,法(判例)が作られるというのが,ふつうの欧米の国の法治です。

日本の裁判所は憲法判断を下さず,それは国会に言えと差戻してしまうので,判例(法)ができず,何も決まらないというのが日本の法曹界です。それを国民がわかっているので,誰も提訴しないという,バカげた状況が続いており,それを異常と感じる日本人が一人もいないのが異常。

違憲判決を出す最高裁は,アジアでは台湾だけです。つまり,日本人全員が「法の支配」を知らず,最高の知性も形成されないということです。

いや,逆に,日本人は世界でもっとも平等(同一)が好き(出る杭は打たれる)なので,直感的に,「最高の知性」が形成されることをに恐れて,忌避しているということかもしれませんが。何が有利なのかは,歴史(結果)でしかわかりません。現状では,ドイツの知性が1番で,日本はビリですけど,ドイツのような知性の較差(断絶)はないですね

最高裁判所の判事の数
日本15名,アメリカ9名,ドイツ125名+16名

はじめから「法の支配」など,ドイツ以外は絵空事ということか

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