名人農家が教える有機栽培の技術

昨年から、新井俊春さんに無理を言ってお願いして、書いていただいた本がようやく発行できることになりました。新井俊春さんは、1955年に群馬県甘楽町の農家に生まれ、30代のころから有機農業に取り組んできました。施設トマト、露地野菜などで、高い有機栽培の生産技術を有し、甘楽町有機農業研究会の代表も務めています。甘楽町有機農業研究会は、2010年日本農業賞食の架け橋賞優秀賞、2014年環境保全型農業推進コンクール最優秀賞など受賞しています。

『名人農家が教える有機栽培の技術』
発売 2019年8月10日
新井俊春 著
発行 月曜社
税込価格 2,916円(本体価格 2,700円)
四六版 304ページ
巻頭カラー写真 76枚
本文写真(白黒) 約200枚
図データ 38
表データ 49

これほど詳細で実践的な有機栽培の技術の本は、これまでに、なかったと思います。有機農業の生産者だけでなく、多くの栽培者にとって、必読の文献と思います。はっきり言って、値段の10倍の情報の価値があると思います。

初刷り部数はそれほど多くないので、早めに入手したい方は、近くの本屋さんに予約してください。

なお、Radixの会の会員の方は、会員価格で入手できます。後日、事務局のほうから、申し込み方法の連絡があると思います。


農薬をまったく使わず20段まで栽培するトマト(中玉)

猛暑の夏でも色むらがでない
pho8-12(2)
露地のミブナ、ノザワナ、コマツナなど
pho8-13(4)
施設のミニチンゲンサイ、わさび菜、ミブナなど

在来種コマツナ

ノザワナ、芸術品のような野菜ばかりです

2019_08_01_0001 (2)

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目次

1章 有機農業への転換 8
養蚕業の衰退 8
トマトとネットメロンの栽培 10
有機農業へ転換 15

2章 堆肥づくり 18
堆肥と腐植 18
自家製堆肥の材料 22
堆肥化の過程 24
水分調整 24
C/N比(炭素率) 27
堆積と切り返し 29
熟成 31

3章 土と作物 32
腐植と団粒 32
窒素の吸収 34
地上部と根の伸び方 37
養分吸収 40
結球野菜、ホウレンソウ、ジャガイモ 40 /ネギ、長期どりの果菜類 42 /根菜、カボチャ 43

4章 土壌診断と生育診断 45
堆肥の入れすぎ 45
土壌の診断 48
土壌pH 48
電気伝導度(EC) 50
陽イオン交換容量(CEC) 51
塩基飽和度 52
塩基バランス 53
観察の重要性 55
作物の栄養素 58
窒素(N) 58/カリウム(K) 60/カルシウム(石灰、Ca) 60/マグネシウム(苦土、Mg) 62
微量要素と土壌 63
ホウ素(B) 63/マンガン(Mn) 66/鉄(Fe) 67

5章 トマトの栽培 68
トマトの特徴と作型 68
培養土 70
播種 73
鉢上げ、育苗 76
土壌養分の診断 77
施肥とうね 80
マルチ 84
栽植 86
定植 90
かん水 92
整枝 96
着色対策 98
追肥 99
被覆資材 102
扇風機 103
受粉 103
収穫 104
診断と対策 105
窒素(N) 105/リン酸(P) 106/カリウム(K) 106/カルシウム(石灰、Ca) 108/マグネシウム(苦土、Mg) 111/異常茎 112/乱形果 113/窓あき果、チャック果 114/網入り果 114/裂果 115

6章 トマトの病害虫対策 118
病原菌の特徴 118
菌類(糸状菌) 121
葉かび病 121/すすかび病 122/灰色かび病 122/輪紋病 124/白絹病 125/菌核病 126/うどんこ病 127/萎凋病 127/根腐萎凋病 129/褐色根腐病(コルキールート) 129
細菌(バクテリア) 130
斑点細菌病 130/かいよう病 131/青枯病 132
ウイルス 134
モザイク病 134/黄化えそ病(TSWV) 135/黄化葉巻病(TYLCV) 136
害虫 138
土壌病害対策 143
太陽熱消毒 143/土壌還元消毒 145/糖蜜を利用した土壌還元消毒 146/カラシナ土壌還元消毒 147

7章 ニガウリの栽培 148
ニガウリの特徴と作型 148
播種 149
鉢上げ、育苗 150
施肥、うね立て 152
定植、支柱立て 154
誘引 156
収穫 157
害虫対策 159

8章 葉菜類の栽培 161
品目と作型 161
コマツナ(小松菜) 162
ミブナ(壬生菜) 164
ノザワナ(野沢菜) 165
ミニチンゲンサイ 166
わさび菜 167
肥料と施肥 168
整地と鎮圧 170
播種 172
播種の間隔 173
収穫 176
栄養診断と土壌養分の診断 177

9章 野菜の病害虫対策 180
有機栽培と病害虫 180
生物学的な分類 181
作物をとりまく環境 186
水はけ 186/風通し 188/日当たり 189/温度 190/栄養分 190
菌類(糸状菌) 191
菌核病(スクレロティニア) 191/黒班病(アルタナリア) 193/白絹病(スクレロチウム) 195/うどんこ病 197/萎凋病、つる割病など(フザリウム) 199
原生生物 202
疫病(フィトフトラ) 202/べと病 205/白さび病(アルブゴ) 206/根こぶ病(プラスモディオホラ) 208/立枯病 213
細菌(バクテリア) 216
軟腐病(ペクトバクテリウム) 216/シュードモナス 218/腐敗病 219/斑点細菌病、黒斑細菌病 220/キサントモナス 221/ジャガイモそうか病 223
ウイルス 227
害虫対策 230
除草 230/窒素施用と害虫 232/防虫ネット、不織布 233/不織布のべた掛け 235/被覆資材のトンネル掛け 236/雨よけハウスでの害虫対策 238
線虫 239

10章 野菜の品質保持 243
品質保持の重要性 243
日持ちの内的要因 244
収穫後の鮮度の変化 246
品質劣化の現状と改善点 249
萎れ 250/黄化 252/とろけ(腐敗) 253/カビ 255/裂根、裂球、裂果 256/芯部や先端の変色 258

11章 施設、資材、機械、道具 261
施設 261
肥料 263
遮光ネット 265
ロータリー 267
プラウ 271
プラソイラ 273
管理機 274
鎮圧ローラー、播種機 274
整地道具 275
除草道具 276
マルチの穴あけ 277
ネギの定植道具 278
調整、荷づくり 279

あとがき 280

参考文献・引用文献 284

投稿者: jcmswordp

著述、企画、編集。農家が教えるシリーズなど

“名人農家が教える有機栽培の技術” への 3 件のフィードバック

  1. 書籍見たいです。有機栽培って
    健康な土を作って植え付けから収穫まで大変ですが、肥料のやり方や水のやり方は、栽培する野菜によって様々ですが、人様が旨い美味しいと
    言って貰うために試行錯誤してはじめて良い野菜が出来ますから、
    私、勉強しますね🍆

    いいね

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