薪ストーブを自分で設置するときのポイントその2

(前回よりつづく)

以下は、すでに家が建っていて、あとからストーブを設置した例。

①薪ストーブを置く場所を決めたら、家の寸法を測って簡単な設計図を作る。設計図を作らないと、購入する煙突の数や必要な部材を決められない。ストーブについての本がたくさんでているので、それらを読んで、ストーブの燃焼の理論や安全対策を学んでおく。煙突の高さや形状をどうすればよいかが書いてある。

②ストーブを置く場所にレンガを積んで断熱する。家の床や壁とストーブの距離を十分にとり、熱で木材が燃えないようにする。

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③天井裏に、太い柱や梁(はり)がないか確認して、天井に穴をあける。さらにその上の、屋根の板にも穴をあける。屋根の強度が落ちないように、構造を確認し、強度が落ちそうな場合は補強する。木材など可燃性のものを取り除き、耐熱性のボードで囲む。

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④ボードの隙間は、防水セメントなどでふさぐ。工事中に雨が入らないように、屋根の鋼板は最後に穴をあける。

⑤薪ストーブ設置でやっかいなのが、屋根と煙突の接合部分である。うまくやらないと、火事や雨漏りの原因になる。煙突屋根出し部材は値段が高いし、買っても家の屋根の構造にあうかどうかわからないので、モルタルで作ることにした。

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⑥木枠を組んで、モルタルを注ぐ。熱膨張で割れないように、中に鉄の骨が入れてある。その鉄の骨を、太いネジクギで屋根にしっかり固定しておく。

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⑦防水セメントと雨漏り防止ボンドで、雨水が入らないようにする。

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⑧室内はステンレス1重煙突、貫通部と屋外はステンレス2重煙突にする。2重煙突は、断熱力が大きいので、火災の防止、空気の引きの安定に効果が高い。また、煙道の内側の結露防止にも効果がある。

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⑨耐熱性のボードでふたをして、煙突を固定する。

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⑩煙突が長すぎると、空気の引きが強すぎて熱が外に逃げやすい。構造上、長くせざるを得ないときは、ダンパーで空気の流量を調節する。短かすぎると、空気の引きが弱く燃焼が安定しない。

⑪薪ストーブにかぎったことでないが、メンテナンスが大事。煙突掃除のときに、異常がないか点検し修理する。今まで雨漏りしたのは、煙突と煙突の接合部分だけ。耐熱テープでふさいであったが、風雨でテープははがれてすき間ができてくる。2重煙突だと外側はそれほど熱くならないので、防水ボンドでふさげば大丈夫。

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投稿者: jcmswordp

著述、企画、編集。農家が教えるシリーズ(農文協)など

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