薪ストーブを自分で設置するときのポイントその1

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薪ストーブは田舎暮らしをしたい人にはあこがれだが、今はぜいたく品であり、ストーブの価格も高いし、施工費用はさらに高い。最近はロケットストーブなどがはやっていて、自分でストーブを作る人がたくさん出てきたので、このような情報はもう古いのかもしれないが、まだ需要があるかもしれないので掲載する。

私は田舎の農家の出身なので、子供のころは家には囲炉裏があったし、風呂は薪で沸かす五右衛門風呂だった。薪ストーブもあったが、3000円くらいのペラペラの板金で作られたストーブだった。薪を用意するにはチェーンソーなどの道具が必要だし、薪ストーブを使うのはよほどのヒマ人か働き者か物好きかで、石油ストーブや電気ストーブのほうが近代的でスマートなのは当然のことだった。

薪を作るのは、危険で過酷な労働だ。親父、お袋、私(小学~中学生)の3人で、山に行ってそこらの雑木をチェーンソーで伐り倒し、60cmくらいに伐ってトラックで運ぶ。木を斧で割ったりしている暇などないので、そのまま小屋など雨のあたらないところに積んでおく。燃やすときは、太い丸太のまま囲炉裏や風呂釜に突っ込んで燃やしていた。大きな木ばかりだと燃やしにくいので、山に行って樹の枝を拾ってくるのは私の仕事だった。雪の重みで折れたスギやヒノキの太い枝が、いくらでも落ちていた。薪集めの仕事が苦しかった記憶はあまりないが、風呂を沸かすのも私の仕事だったので、小屋の薪が少なくなってくると不安になったのを覚えている。

以前、農家の山に薪用の樹を伐らせてもらいに行ったとき、80歳くらいの農家の親父さんと話していたら、薪集めの話になった。その親父さんは、子供のころに重たい薪を担いで泣きながら何キロも歩かされて、薪運びは死ぬほど苦しく、親父が憎らしかったと、懐かしそうに話していた。

前置きが長くなったが、薪ストーブを設置する上で、重要なポイントは、以下の点である。

①近隣住民への煙害、騒音

②火事を絶対に出さないこと

③雨漏りを防ぐこと

隣の家との距離が近い場合は、薪ストーブの設置はやめたほうがよい。煙はたいしたことないが、煙のにおいを消すことはできない。せっかく薪ストーブを設置しても、近所を気にして使えないのであれば無駄である。また、チェーンソーや薪割りにも騒音がでる。

薪ストーブの設置方法が悪くて火事になれば、施工業者の責任になるので、業者は完璧な安全対策をとろうとする。雨漏りすればやり直しになるので、これも完璧にしようとする。薪ストーブを設置する人も施工業者もそれほど多くないので、施工費用が高額なのはある程度仕方がない。安くやろうと思ったら、自己責任で、おもしろがって自分でやるほかはない。

(力つきたので、次回へつづく)

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投稿者: jcmswordp

著述、企画、編集。農家が教えるシリーズなど

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